コンタクトレンズ
コンタクトレンズ
contact lensコンタクトレンズ処方

コンタクトレンズは目に直接つけて使うため、度数だけでなく、角膜の形や涙の状態、生活スタイルなども考慮して、自分に合ったものを選ぶ必要があります。
そのためには、コンタクトレンズの特性だけでなく、医学的・専門的な知識が欠かせません。
厚生労働省も、コンタクトレンズを人工呼吸器などと同じ「クラスⅢ」の高度管理医療機器に分類しており、慎重な取り扱いが求められています。
涙とコンタクトレンズの関係
1分間に20~30回行われるまばたきによって、涙が常に目の表面を覆い、乾燥やまぶたとの摩擦から目を守っています。まばたきがないと、わずか15~30秒で涙が途切れ、目の表面が乾いてしまいます(ドライスポット)。
涙の量が少ない人はさらに短時間でドライスポットができやすく、コンタクトレンズが目に直接当たり、角膜に傷がつく原因になります。
「コンタクトレンズで目に傷ができた」「装用すると調子が悪い」という声も多く報告されています。
そのため、コンタクトレンズ協会も、誤った使い方をすると重い目の病気を引き起こす可能性があると注意を呼びかけています。

コンタクトレンズの選択
角膜は、空気中の酸素を直接取り込んで健康を保っています。そのため、角膜を覆うコンタクトレンズは、酸素をよく通す素材で作られている必要があります。
酸素を通しにくいコンタクトレンズを長時間使うと、角膜が酸素不足になり、感染症を起こしたり、角膜の透明性を保つ内皮細胞が減って視力に影響が出ることがあります。
当院では、眼に負担をかけないコンタクトレンズ選びをサポートしています。
※角膜内皮細胞は一度壊れると再生しません。損傷がひどいと、将来的に白内障の手術が受けられなくなる場合もあります。
正常な角膜内皮細胞

細胞がきれいな六角形を保ち、きちんと整列しています。(角膜内皮細胞解析装置による画像)
減少した角膜内皮細胞

細胞の一部が死滅し、それを埋めるために細胞が肥大・変形しています。(角膜内皮細胞解析装置による画像)
角膜と酸素の関係
角膜は、光を屈折させて目の中に届ける「窓」のような役割を持っており、光を通すために透明でなければなりません。そのため、体のほかの組織とは違い、角膜には血管が通っていません。
角膜は、血液からではなく、空気中の酸素と内側からの栄養で健康を保っています。つまり、角膜が酸素をうまく取り込めなくなると、生理機能が維持できず、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。

コンタクトレンズ使用上の注意点
当院では、肉眼では見えないキズや汚れもチェックできる「コンタクト拡大顕微鏡」を導入し、皆さまが健康で快適にコンタクトレンズを使えるようサポートしています。
コンタクトレンズは、毎日きちんとお手入れしていても、使い続ける中で少しずつ劣化します。装着時に少しでも違和感や異常を感じた場合は、すぐに使用を中止し、早めに眼科で検査を受けてください。



小中学生のコンタクトレンズのご相談
当院では、小中学生のコンタクトレンズのご相談をお受けしております。
当院隣接のコンタクトショップのご案内
当院に隣接して、コンタクトショップ「エースコンタクト戸塚モディ店」があります。
詳しくは下記のホームページでご確認ください。
